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諦めたら・・・それまでです。

「すいません・・・車椅子の方でも江ノ島に行く事は出来るんですか?」と、一本の電話が来ました。ホームページにあった以前の記事を見て・・・~中略~ 山〇から母がこっちに来てくれるので、江ノ島に連れて行ってあげたくて、問い合わせさせていただきました。 足の筋力が低下してしまっていて、一緒に行っていけないかと思って・・・ お母さまの為に、お引き受けしたかったのですが・・・直近過ぎるのと、仕事がある日で(泣)そのことを伝えたら、今回は残念ですが、まだこれからも母を山〇から呼べると希望が持てました!と仰っていただけました。 車椅子だから行けない・・・では、目の前の「扉」は閉じてしまいますよね。 結果、生活範囲を狭める結果になってしまいます。以前、この取り組みを実行したときも、「車椅子だから無理」や「男性が対応すればおんぶしてならいける」と即答され、かなり絶望を感じてしまったことから、しっかりと考え、技術があればそんなことはない。と知っていただきたくて・・・しかし、全てを技術でカバーできるとは思っていませんが、やはり、ハード面を生かすにしてもソフト面を先ずしっかりと理解するべきだと思います。※写真1枚目は、階段を上っています※写真2枚目は、エレベーターで展望台※写真3枚目は、螺旋階段を上って屋外展望台画像に含まれている可能性があるもの:1人、座ってる、靴、子供、屋外画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、座ってる(複数の人)、海、空、屋外画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、座ってる(複数の人)、子供、屋外

後ろ姿

夏になると、毎年思い出します。「扉」を開設した当初、ご利用されていたメンバーさん。看取りまで関わらさせていただきました。ご利用当初から、あとどのくらいか・・・と、余命宣告をされていました。しかし、その期日は過ぎ2年くらい来ていただけていました。そんな中、奥様より「もう一度一緒に出掛けたい」とお話がありました。休日であればお力になれる!メンバーさんに、どこか行きたいところがあるかとうかがうと・・・小さい声でしたが「箱根」と。行先は「箱根」に決まったので、色々と計画して、寒い時期になってしまいましたが日帰り旅行に行きました。日曜日で、道路は渋滞。長い移動時間になってしまいましたが、看護師が体調を考慮し休憩をとりながら。彫刻の森美術館・大涌谷・芦ノ湖のコース最後に、メンバーさんと奥様が遊覧船に。車椅子だから乗れない・・・ではなく、車椅子でも乗れるために私たちが付き添いなんです。日が沈み始めた芦ノ湖。そこにあったメンバーさんと奥様の寄り添う後ろ姿は今でも忘れられません。家族の絆・愛本当に素敵でした。メンバーさん・ご家族から、私たちは本当に沢山の事を教えていただけました。いや、今でも教えていただき成長しています。まだまだ、私たちの力不足を実感することだらけです。だから、常に考え・学び続け前に進まなければなりません。私たち、専門職が「対応できない」と言ったり、「状況を悪くする関り」ばかりしかできなければ、ご本人・ご家族は「諦め」と「絶望」しかなくなってしまうと思います。介護と言う仕事・・・今、「あり方」を考え直していかなければならない時代だと思います。もう、数年前の事になってしまいますが、メンバーさんはご自宅で、奥様に手を握られながら旅立たれました。そして、今でも奥様とはお会いしています。

潜在力を引き出せないと・・・

男性メンバーさんの活動報告がパートナーからありました!男性メンバーさんは、ご近所にご家族がいらっしゃいますが、お一人で暮らされていらっしゃいます。ご家族から、生活を続ける為自立につながる支援をして欲しいと…他の事業所から、「心」に週2回変更されました!他事業所では、時間がないからやってもらう事も一緒にやる事も出来ないと言われ…たしかに、時間が決まっていて厳しいかも知れない。でも、訪問介護員は家政婦ではないはず…なんでもやってしまうのは?そして、出来ない理由を時間のせいにするのはどうなのか…どんな小さな事でも良いはずなのに(泣)本当に、時間だけが理由なのでしょうか? 今まで上げ膳据え膳の関わりしか出来なく、出来る事ややりたいと言う気持ちまで薄れてしまってないか? 身体サポートではなく、生活支援でも自立に繋がる関わりが必要だと思います。 「生活を営む」ここを考え直さなければならないですね。…と言う前に、身体サポートや自立支援の今までの概念を見直した方が良い様に思います。 必要書類や運営規定などは絶対的に大切だと思いますが、でも、それだけでは本来の介護保険で定められている目的は果たせないですね。と言う事はやはり…現在の個人個人のスキルは、紙やデータベースでは見えない部分です。ここを見据え、次の動きをしておかなければ、訪問介護事業所は厳しいですね。株式会社NGU 代表 山出※写真掲載は、ご本人・ご家族の了承を頂いています。